水は体にとって、とても大事な役割をしています。ヒトの体はその半分以上が水からできているのです。その水にこだわるということは、体をつくるだけではなく気分などいろんなことに影響してきます。調べてみると水にはいろいろな種類があることに気がつくはずです。ここでは、どんな水がどういう性質なのか、どのような水を選べばよいのかを知るための手引きを載せています。自分にあった水、おいしいと思う水が見つかりますように。
水は朝起きたときにコップ1杯ほど飲むと良いというのを聞いたことがありませんか？また、寝る前にもコップ1杯の水を飲むと良いとも言いますが、それはなぜでしょうか。ヒトは睡眠中たくさんの汗をかきます。睡眠中に汗をかくのはちゃんと理由があって、それは深い睡眠に入れるように体温を下げるためで、一般的にコップ1杯分ほどの汗をかくと言われています。寝る前にコップ1杯分の水を飲むことによって、汗をかいても血液が濃くなって血管がつまりやすくなるのを防ぐことができます。これは、脳梗塞などを防ぐことにもなります。寝る前に飲む水に適しているのは、アルカリ性で軟水から中硬水くらいのミネラルウォーターを、就寝の30分から1時間ほど前には飲むと良いでしょう。
水は運動するときにも欠かせないものです。汗をかくのは睡眠時だけではありません。暑い日やスポーツによって汗はたくさんかきます。汗をかいたときに飲む水は、硬度の低い軟水でアルカリ性のミネラルウォーターが良いでしょう。運動後に疲労感がある場合には、炭酸を含んでいるスパークリングウォーターも良いでしょう。これは、炭酸ガスが乳酸という疲労物質を中和してくれるからです。激しいスポーツでたくさん汗をかく場合は、運動した後に水を飲むだけではなく、運動している最中にも水を摂ることが大事です。
水は消化にとっても大事です。便秘で悩んでいる女性は多いと思いますが、ダイエットによって水分が不足して便秘になっている方も多いのです。特に硬水が便秘には良いとされています。硬水のミネラルウォーターの中でも、成分表示を見てサルフェートが多く含まれているものを選ぶと良いでしょう。硬水に含まれるサルフェートは便通を促進する働きがあるためです。体質にもよりますが、摂取しすぎると下痢になることもあるので、少しづつ飲むことから始めましょう。
水には、ここで書かれているように硬水、軟水、アルカリ性の水などさまざまなものがあります。それぞれの特徴を知ってかしこく水を選びましょう。